彩 diary

再婚した元シングルファザーの成長日記

【火災保険】保険金額の決め方について、わかりやすく解説!!

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今回のテーマは

「火災保険 金額の設定」についてです。

 


「火災保険の設定金額は

建物評価基準(新価(再調達価格)と時価がある)にて設定して下さい。」

これだけ聞いてもよくわからないので、全体像を見ていきます。

 

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↑はい、これで考え方は以上です。(笑)

そして、「新品の建物」(新価)の金額は

建売りの場合、土地と建物がセットで2,000万円!!などとなっている為

契約書などを見ればすぐわかると思います。

この土地と建物の比率(建物1,100万円、土地900万円 等)は、

実際の金額ではなく、担当者が独自に決めているそうです(笑)

もし書かれていなければ、建物代=消費税額÷消費税率

で求められます。(土地代には消費税がかからない為)

 

 

 

 

火災が起こった!! その時の補償金額は・・・

実際に火災等が起こり、家が全焼! なんて時に、時価の金額で設定していたら

再建に1,000万円かかるのに、時価600万円・・・残り400万円は自腹を切らないといけなくなってしまいます。

元々の火災保険の金額設定を新価で求めていれば、再建に1,000万円かかる。新品で購入したら1000万円かかる事を想定して加入していた為、すべて保険で賄えた!!

となります。

 

 

 

保険価額の算出

「保険価額とは、契約金額など被保険利益の評価額をいい、保険事故が発生した時に被ると見込まれる損失額の最高見積額です。」

と難しい表現を使いましたが、要は「建物の金額」です。

この算出は新価と時価の2通りの考え方があります。

 

例えば新価と時価のどちらかで「2,000万円」と保険価額が算出された場合には、

「2,000万円を上限」として2,000万円や1,600万円、1,000万円などと保険金額を設定していきます。

なお、保険価額は新価での算出で計算された額を保険金額とする方法がおすすめです。

 

 

それでは、新価と時価、それぞれの例を見ていきたいと思います。

 

 

【新価】

(例)

2,000万円の家を新築したとします。

それから10年が経った時に火災保険を新価で算出した場合には、現在同じ家を建てるのに2,000万円が掛かることを計算して、これを保険価額として算出します。

つまり、新価とは現在同じ家を建てた時にいくらかかるか(※)を保険価額として算出しています。この新価で算出した時に、家が火災にあって再建する場合には2,000万円が満額出るので、自己負担はありません。

 

(※新価ですが、私の例では「購入時(現在)の建物金額=再建時の建物金額」としていますが

実際の新価とは、「その時点で、現在と同じ家を建てたら(再調達)」という意味ですので

物価の変動によっても推移します。

ただ、先の事はわかりませんし、この時点で決めなければならないなら

指標とするのは購入時の建物金額で十分だと思います。)

 

 

時価

(例)

2,000万円の家を新築したとします。

新価の例と同様に、10年が経った時に火災保険を時価で算出した場合には、購入当時の2,000万円から消耗した分の500万円を引いた1,500万が保険価額(建物の金額)として算出されます。

つまり、時価とは購入価格-消耗した分の価格で算出(時価=その日時点での建物の価値)されます。

この時価で算出した時に、もし火災にあって家を再建する場合に2,000万円が必要な時には、満額で設定したとしても500万円を自腹で払う必要があります。

 

 

 

 

 

万が一に困らない為にも新価で満額を保険金額に設定して頂けると良いと思います。