【2030年の生活】子どもが生きていく世界
今の我が子は
長男 11歳(小学5年生)
長女 9歳(小学3年生)
次女 4歳(年中)
です。
9年後には、長男は成人を迎えます。
9年後、すなわち2030年です。
2030年・・・何か聞き覚えはありませんか?
そうですね、無いですよね(^_^;)
私は、いくつかの本がぱっと頭に浮かびます。
落合陽一さんの『2030年の世界地図』や
イーロンマスクの盟友が未来を予測した『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』
などです。
ただ、今回お伝えしたいのはこの本の内容ではなく
「日本のトップがどのように未来を見据えているか」
を見ていきたいと思います。
本題に入る前に、「2030年」という近未来が、皆さんはどうなっていて欲しいと思いますか?
「未来」はよく「ドラえもん」を例に挙げられますよね。
少し前まで、「ドラえもんの世界なんて夢物語だよ」なんて思っていましたが
ここ数年の技術の進歩は著しく
世間知らず・知識不足の私でも、「もうすぐドラえもんの22世紀の世界なんじゃね?!」なんて思えているので
このスピード感は凄まじいです( ̄▽ ̄;)
携帯電話なんて、以前まで「携帯電話=ガラケー」でしたが
iPhoneが2007年
Androidが2008年
に発売され、このわずか十数年という短い間に
一気に「携帯電話=スマホ」という、固定概念自体をも変えてしまっています。
このスマホの普及によって、一家に一台のパソコンから
一人に一台のスマホ(パソコン)に変わっていき
情報発信できる数が圧倒的に増えたというのは、
「ドラえもんの世界への近道を開拓してくれた」と言い替えることが出来そうですね。
情報通信技術の発達は恐ろしいです(^_^;)
しかーし!!
日本は新しいことへは慎重な国と言われています。
自動運転もそうですが、本当は人間よりもロボットの方が安全なのに
まだロボットを信用しきっていないところがあり
少しずつ少しずつ、慎重に慎重にロボットを導入していっています。
そりゃ完全にロボットに任せてて、事故にでも遭ったら
ロボットの製作会社は大バッシングを受け
最悪倒産になんてなりかねないので、慎重に事を進めるのは致し方ないとは思いますが
どこかで思い切ったことをしないと、世界に遅れをとるのは避けられませんよね(^_^;)
なので、総務省が未来のイメージを
まとめたものがあるのですが
「2030年には!」というより「2039年までに実施できるように」
といった守りの姿勢が見てとれます。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
総務省の資料によると
2030年台にはこんな生活を送れるようです♪
【2030年台】1日のタイムスケジュール
朝から晩まで、みっちり新しい技術に助けられている様子ですね(笑)
では具体的に見ていきましょう!
【2030年台】15の生活シーン
●お節介ロボット
2030年頃までには、典型的な物事を90%の確度で把握し、人間の代理として社会活動を営むことが一般化。2030年台には、ついに人型ロボットが!!
2040年までには、知能ロボットが外の世界から情報を取り入れながら成人レベルの作業スキルを獲得することを目指しているそうです。
忙しい朝、邪魔にならなければいいですが・・・(笑)
●どこでもドクター
2030年までには、血管内を移動可能な微小なコンピュータ(ナノマシン)を開発・実装予定で、AI医療により、患者の三次元画像に基づく質感などが忠実に再現された手術シミュレーションが実現される予定とのことです。
●職場スイッチ
2030年までには、AR・VR技術の高度化により、メガネ型端末を用いず、視聴者が姿勢を変えるなどの自然な動きをしても、立体像が変形しない立体動画表示を実現。
また、表情・身振り・感情・存在感などにおいて、本物の人間と簡単には区別できない対話的なバーチャルエージェントを開発・実装予定とのことです。
●パノラマ教室
2030頃までに、従来の学校型授業に加えて、ICTにより、好きな時間に好きなペースで進める形の授業も導入可能になり、職場スイッチ同様、AR・VR技術の高度化により、メガネ型端末を用いず、視聴者が姿勢を変えるなどの自然な動きをしても、立体像が変形しない立体動画表示を実現。
また、2035年頃までには学習用ドローンの普及により、自動運転技術も普及する予定とのことです。
●あらゆる翻訳
2030年頃までには、発話ができない人や動物が言語表現を理解したり、自分の意志を言語にして表現したりすることを可能にするポータル会話装置の開発・実装。また、耳の不自由な人でもプライバシーを守りつつ文字でコミュニケーションを取れるディスプレイの開発・実装を見据えているそうです。
更に 2040年頃までには、翻訳機能の高度化が進み、国際商取引の場面で、同時通訳者のように機能するリアルタイム音声翻訳が出来上がる予定とのことです。
●らくらくマネー
2030年頃までには、全てのセンサ類がID管理され、自分の行動が誰にどのようにセンスされているかを把握可能にすることで、プライバシーと利便性のバランスが柔軟に設定できるようになるそうです。
●いつでも窓口
2030年までに、サービスにおける「おもてなし」のメカニズムが解明され、「おもてなし」ができるロボットや計算機システムが実際のサービス現場で活用されるそうです。また、会話やコミュニケーション技術の向上により、典型的な物事を90%の確度で把握でき、ホログラム(3次元像を記録した写真)による窓口が実現される予定とのことです。
●全自動農村
農業 × IoT の完成像です。
2030年までで、全自動農法の確立を目指しており、自宅に居ながらにして、農作業のような物理的な作業を遠隔地で行う事ができるテレイグジスタンス技術が確立する予定とのことです。
●三つ星マシン
2040年までには、人間の感情に関するディープラーニングにより、リアルタイムの対人サービスにおいて、コンテキストに応じて変化する人間の感情とその構造を解析できるようになり、「美味しさ」を簡便に再現するための、味覚・香り・食感を考慮した分野融合的なアプローチによる研究成果の国際的なデータベース化(「おいしさ」のデータベース化)がなされる予定で、更に2040年台には、センシングアプリケーションの開発により、知能ロボットが外の世界から情報を取り入れながら、成人レベルの作業スキルを獲得できる見込みとのことです。
●手元にマイ工場
2030年までには、3Dプリンタが高度化・普及し、ユーザ自信での製品・サービスのカスタマイズやリデザインが一般化。製品データの流通が盛んになることにより、インターネットからハード・ソフトの設計をダウンロードし、誰でも企画から1時間以内に製作・展開可能な低価格センサーノードを実現する予定とのことです。
●クルマヒコーキ
これぞ未来!!って感じですよね(笑)
2040年までには、自動運転技術の普及により、人が運転する必要のない道路が増えることで、物流効率が劇的に向上すると見込まれています。
また、高齢者が単独で安心してドアからドアの移動ができる、地区から広域に至るシームレス(つなぎ目が無い)な交通システムができあがる予定とのことです。
●健康100年ボディー
2030年までに、 高齢者や身障者(目の不自由な人)が安心して自由に行動できる情報を提供するナビゲーションシステムが開発・普及するそうです。
また、パワードスーツ(生体分子モータを模倣し、分子の力で動くナノ機械システム)も開発・普及される見通しとのことです。
●ぐっすり学習
受験生には最高ですね♪
個人的にはこれが一番欲しいです(笑)
●バーチャル探検
2030年までには、8K品質の遠隔コミュニケーションを移動端末を用いて可能になるようです。また、AR・VR技術の高度化により、 メガネ型端末を用いず、視聴者が姿勢を変えるなどの自然な動きをしても、立体像が変形しない立体動画表示を実現される予定です。
●あちこち電力
2030年までには、ビッグデータを活用した避難誘導システムの開発・実装により、現在地及び避難経路の被災状況(現状及び予測)に関する大量の定型・非定型情報を統合して、適切な避難場所まで誘導してくれるシステムが出来上がるそうです。
また2040年台には、宇宙空間で太陽光を利用して発電を行い、電力を地上に伝送する「宇宙太陽光発電システム」の開発・実装が見込まれているそうです。
・・・壮大ですね(笑)
「15の生活シーン」の写真は、いずれも総務省資料より
共通している工程
どのプランにも共通しているのが
2040年までには、低消費電力によるネットワーク伝送技術の開発・実装により
ネットワークノードにおける転送データ量あたりの消費電力が現在の1/1000に低減される見込みとのことです。
・・・うーん、よくわからないですね(笑)
ネットワークノードのノードは、こんな感じでコンピュータネットワークを構成する機器一つ一つをさします。
つまり、情報通信技術の発達により、たくさん機器が繋がれば繋がるほど
消費電力がかかってしまいますが、その消費電力を現在の1/1000に減らせるという事です。
かなりの節電に繋がるということですね(^.^)
ロボットとの共存で、より人間らしい快適な生活が送れることを祈っています(*´ω`)
最後に・・・
子どもの頃夢見たドラえもんの世界。
未来を楽しみにしたいと思います。