子育て応援・助け合いに感謝【フードパントリー/フードバンク】
最近はコロナウイルスの影響で、暗いニュースばかりですよね・・・
そんな中、いつもお世話になっているピアノの先生より
「フードパントリーがあるから良かったら行ってみて~」
と素晴らしい情報を頂きました(#^^#)
私の住む愛知県内で活動を行っている非営利団体ONiGiRiが主催している
子育て世帯応援プロジェクト「無償で、みそ汁やスープ類の物資を支給します」
というものです♪
ありがたい限りです(;´∀`)
早速行ってみると、子供1人あたりに大量にインスタントみそ汁やスープが用意されており、簡単な記名だけで大量に頂けました(笑)
↓これはほんの一例です。実際にはもっと多いです(笑)
本当にありがたいです。
私は今回の一件で、フードパントリーという言葉、取り組みを知りました。
「物資の無償支給」と聴くと、「被災地」と言った言葉を連想してしまいますが
まさかこんな身近で実施されているとは思っていませんでした。
恐らく、この取り組みはコロナウイルスの影響が関係していると思いますが
こういった取り組みを身をもって体験したためか、仮に自分が人を助けられる立場になった時は、全力で助けてあげたいなと、偽善ではなく本心で言えます。
フードパントリー(フードバンク)とは
「フードパントリー(フードバンク)」とは、ひとり親や生活困窮者など、生活に困っている人々に食料を無料で配布するための地域の拠点のことらしいです。
日本のフードバンク
歴史
2002年 元アメリカ海軍の軍人で、上智大学留学生のチャールズ・E・マクジルトンが2002年3月に日本初のフードバンク団体を設立しました。
2004年 団体名をセカンドハーベストジャパンと改め、現在に至るようです。
これとは別に、
2003年 アメリカ人のブライアン・ローレンスにより2003年4月に、関西地方を地盤とするフードバンク関西が発足しました。
日本国内 フードバンク団体一覧
ちなみに、こちらが2017年1月時点で活動している団体一覧です。
(77団体中、74団体記載)
都道府県別
上記表を、都道府県別にしたグラフがこちらです。
食品提供先
食品提供先は次の通りです。
これら提供先を見ると、「生活に困っている人々に食料を無料で配布」という本質を満たしていることがわかります。
フードバンクが必要な理由
そもそもフードバンクがなぜ必要なのか。
その答えは、「食品ロスを減らす為」です。
以下、
<平成 28 年度農林水産省食品産業リサイクル状況等調査委託事業 国内フードバンクの活動実態把握調査及びフードバンク活用推進情報交換会【実施報告書】>
より引用-----
国連サミットで採択された「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」(2015 年)
においては、小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料廃棄の半減等が目
標として掲げられており、本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品、いわゆ
る「食品ロス」の削減は世界的にも重要な課題となっている。
こうした中、我が国においては、年間 632 万トンの「食品ロス」が発生していると
推計されており、このうち食品産業からの発生量は 330 万トンとその過半を占めてい
る。
このような中で、包装の破損や印字ミス、賞味期限に近づいたなどといった理由から、
品質には問題がないにもかかわらず廃棄されてしまう食品・食材を、食品製造業や食品
小売業等から引き取り、福祉施設や生活支援を必要とする個人などに譲渡を行うフード
バンク活動が、日本においても広がってきている。
ーーーーーー以上
つまり、供給者・受給者共にWIN・WINの関係になる事業なのです。
世界のフードバンク(歴史)
世界初は1967年のアメリカです。
1967年 倉庫を提供した教会の名を採り、世界初のフードバンクである「セントメアリーズフードバンク」が誕生しました。
1976年 農家から収穫したものの残った農作物の寄附を受け「セカンドハーベスト」を設立。セカンドハーベストは後にフィーディングアメリカに名を変え、全米の約200のフードバンク団体を統轄する組織となっています。
1980年代 早くもフードバンクはアメリカ合衆国から世界へと広がり始めました。
1984年 ヨーロッパ初のフードバンクがフランスにできました。
1990年から2000年代前半 南アフリカ、アフリカ、そしてアジアで設立されていきました。
2007年 The Global FoodBanking Network が組織化されました。
余談ですが、food patryは直訳だと「食料庫」を意味し、pantryだけに限ると「(貧窮者への)食べ物の施し所」という意味があるそうです。
アメリカでは主に、ホームレスの方たちに食料を提供することまた提供する場のことを指すらしいです。
アメリカの一部の大学にも、フードパントリーと呼ばれるものがあり、週4回程食料の提供が行われているそうです。