イライラされなければヤバい?!【思春期の子どもをもつ親へ】
ついに長男が「思春期」突入か?!
以前、当ブログで
【10歳の壁】息子との接し方(小さな反抗期) - 彩 diary
を綴りました。
ずっと「そろそろかな~」とは思っていましたが
長男の最近の様子は、明らかに以前とは違います。
一般的に思春期は
11歳前後~18歳頃まで
と言われているそうです。
長男の年齢は10歳。来月11歳になるので
入っていてもなんら不思議ではありません。
<最近の長男の様子>
ゲームやってるから俺行かなーい
何でWi-Fi繋がらないの?!!
勉強めんどくさーい!!
胸が痛い!! かかとが痛い!!
俺なんてどうせ・・・
はい、情緒不安定です( ̄▽ ̄;)
胸やかかとの痛みは、いわゆる成長痛だと思います。
胸は昨年から続いているのですが
さすがに痛くなり出した当初、しっかりと検査(MRI検査など)して頂きましたが、異常なしでした(^_^;)
その後数回経過観察で受診しましたが、現状異常はみられない為
成長痛と判断しています。
とにかく最近、文句が多いです(笑)
【今までの長男】
【思春期の長男】
この時期の子供への接し方について、少し調べてみました。
- 思春期とは
- 第二次性徴とは
- 長男は、思春期の入り口に立っている?
- 思春期になぜ情緒不安定になるのか?
- イライラは、安心できる相手にぶつける!!
- 思春期の子に「恥」をかかせない!!
- 親の対応
- 最後に・・・
思春期とは
「子供が大人へと成長する為の移行期間」です。
この期間は、脳と身体が急激に変化し、その影響を受けて考える力、心にも大きな変化が起こります。
出典:家庭のストレス・マネジメントより
思春期の時期は、11歳前後~18歳頃までと言われています。
この思春期は、
【初期】心も身体も大人ではないが全く子どもでもない状態
【中期】大人と子どもが入り交じりせめぎあう状態
【後期】心も身体も大人であ ることを確かなものとしていく状態
の3段階に分けられます。
また、思春期の直前には、小学生高学年あたりから始まる 第二次性徴 に伴い、生殖系の変化、心臓や心血管系の働きや肺が変化し、呼吸器系にも影響を及ぼします。
さらに、身体の筋肉の大きさや強さなどにも影響します。
出典:家庭のストレス・マネジメントより
急激な自分の変化に違和感を感じながら、仲間関係や異性関係の悩み、自己に関する悩み、自立をめぐる親子間の葛藤など、学童期までとは違った新たな発達課題に向き合わなくてはいけません。
第二次性徴とは
「身体全体での男と女の違い(子供から大人へ成長する変化)」です。
簡単に言うと、身体が男は男らしく、女は女らしくなる時期ということです。
ちなみに第一次性徴は、性別を決定する基本要素で、生殖器のみに見られる男女差です。簡単に言えば、生まれた時に男の子か女の子かの違いです。
長男は、思春期の入り口に立っている?
時期を見ると、これから本格的に思春期へ突入する時期となります。
身体の成長や、心の成長がみられるので
すでに思春期に入っていてもおかしくありません。
思春期になぜ情緒不安定になるのか?
思春期は、心よりも身体の変化が先に来ると言われています。
心の準備が整わない状態での身体の変化は、敏感な子供には大きなストレスになってしまうそうです。
その為、イライラしがちになったり、寡黙になったりもする反面、中学生になっても甘えたり、スキンシップを求めるようなこともあり、なかなか理解するのが難しい時期です。
そして、そのイライラを”安心できる親や家族”にぶつけるなど、この時期の子どもたちは嵐のように周りを巻き込む力があります。
だからこそ、どちらの問題なのか、誰が何に困っているのかを整理して、親は必要以上に巻き込まれないことも大事です。
イライラは、安心できる相手にぶつける!!
先程の話の通り、思春期のイライラは、安心できる相手(親や家族)にぶつける為
逆に親や家族が、その子にとって安心できない存在なら
イライラをぶつけられない可能性があります。
イライラされなければ、ヤバいと思った方がいいかもしれません。
思春期の子供にイライラされたら、その子にとって、自分は安心できる存在なんだ♪と思って、へたに言い返さず、広い心で接せるといいですね(*´ω`*)
思春期の子に「恥」をかかせない!!
友だち同士の会話に割って入られることや、他人の前で子供扱いされることなどを
この時期の子供たちは嫌う傾向にあります。
仮に、子どものムキになる姿が可愛くても、からかいはほどほどにした方がいいかもしれません。
一人の大人として尊重することが大切といいます。
家では、
「あなたももう半分大人だから、あなたを信じて、これをお願いするね!」
「じゃあ大人のあなたを信じで任せてみるね!」
など、本人の自信に繋がるようなコミュニケーションを心掛けられるといいそうです。
親の対応
まず、前提として「子供としても,好きでイライラしているわけではない」
という事を心得て接することが大切だと思います。
思春期は,子供の成長や将来の自立のためにとても大切な時期ですので、色々大変な時期なんだなと、親がわかっているだけで,対応も随分変わってくるのではないかと思います。
親は、言葉だけで判断せず,日々の生活の中でお子さんの表情や様子をよく観察して,つぶやきに耳を傾け,さりげなく見守ってあげられるといいと思います。
そして,友達と比較して,自分の実力の無さを実感し自信を失くしたり,自尊心が低下したりしやすい時期なので,子供が得意なことや,頑張っていることを、一つでも見付けて声をかけ,認めてあげてれるといいと思います。
子供たちは,親子関係,友達との関係,先生との関係・・・と、様々な人間関係の中で「生き方」を学び、成長していきます。
そして,様々な人間関係の中でも特に親子関係は大切なものだと思います。
それは,親子関係はすべての人間関係のスタートになるものだからです。
親は子供の一番身近にいて,大きな愛情で包み,見守ってあげる存在であってほしいと願っています。
最後に・・・
子育てには、完璧な正解はありません。
そして、思春期の中身も子供によって全く違います。
(中にはイライラしない子もしますしね(^_^;))
「思春期の接し方はこう!!」
など決めつけず、その子に合った対応を心掛けたいと思います。
私の思春期と、子どもの思春期とでは
類似する点はあると思いますが
「自分がこうして欲しかったから、こうする!」
ではなく、目の前の子供が「この子ならこうして欲しいかな?」と
その子の視点で考えたいと思います。