彩 diary

再婚した元シングルファザーの成長日記

離婚の連鎖を止める方法【なぜ離婚は連鎖するのか】

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「離婚は連鎖をする」

こういった言葉を聴いたことはないでしょうか?

 

 

親が離婚していると、その子供も離婚する。

 

 

親は親、子は子だから関係ないでしょ?

と言う人がいます。

私も最初はそう思っていました。

 

 

しかし、私がシングルファザーだった頃

お付き合いさせて頂いた方のほとんどは

ご両親も離婚されていました。

 

また、以前関わったことのあるシングルマザーの方々も

ご両親が離婚されている方は、比較的多かったです。

 

 

それを考えると、根拠のない噂と流してしまうには

少しお粗末ではないかなと思います。

 

 

この「離婚は連鎖をするのか」という点について

少し考えてみたいと思います。

 

 

 

 

 

離婚遺伝子は存在する!!

 

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まず結論ですが

離婚遺伝子は存在するようです。

 

この離婚遺伝子を一言で言うと

「幸せホルモンを受け取った後、ちゃんと"幸せだよ~"と伝えてくれるかどうか。

また、暴力しない・我慢することが身に付いているか。

ということです。

(私流の解釈の為、違っていたらすみません)

 

 

 

離婚遺伝子を詳しく説明

 

説① AVP受容体 【有力説】

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出典:Wikipediaより

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出典:Wikipediaより

詳しく説明すると

絆を作る物質であるAVP(アルギニン・バソプレッシン)は

幸せホルモンと言われるオキシトシンとよく似た物質です。

AVPオキシトシンは同じ下垂体後葉ホルモンで、構造がよく似ています)

 

オキシトシンは主に女性に働き

女性の方が、濃度も高い物質であるのに対し、

AVP(アルギニン・バソプレッシン)は男性側に機能し

パートナーに対する愛着を支配します。

 

これは、一般的な人間関係における親切心の度合を左右する物質でもあります。

 

本来は、人間関係にとってプラスに働くAVP(アルギニン・バソプレッシン)ですが

分泌量ではなく、この受け取り手である受容体が「伝えやすい受容体か伝えにくい受容体か」で、離婚遺伝子となるかどうかが決まります。

 

というのも、この受容体のタイプは

人間の場合バリエーションがあります。

AVP(アルギニン・バソプレッシン)を受け取った時に

シグナルを伝えやすい受容体と、そうでない受容体の両方があるのです。

 

 

AVPを伝えやすい受容体の場合

 

比較的親切行動を取りやすいく

弱い者を見たときに率先して助けてあげようとするタイプ

 

AVPを伝えにくい受容体の場合

 

見て見ぬふりをしたり、ここぞとばかりに搾取したりするという行動を取るタイプ

 

 

この2種類のタイプでは、パートナーに対する振る舞いが変わってきます。

ご想像の通りだと思いますが、親切行動を取りやすいタイプは、婚姻関係を維持しやすいです。

逆のパターンの人は、男女ともに長期的な人間関係を結ぶのが難しいタイプです。

このパターンの人は、婚姻関係を維持しにくい、もしくは、結婚という選択肢を取りにくいというわけです。

これが「離婚遺伝子」などと呼ばれるいわれです。

 

参考文献「男性の離婚遺伝子」は存在するか | WIRED.jp

参考文献「精神機能におけるバソプレシン受容体の役割」

 

もちろん、このAVP(アルギニン・バソプレッシン)の受容体のバリエーションは

男性側だけでなく女性側にもありますので

親切行動をとりやすい男性でも、相性がうまくいかなくなることがあります。

また、こういった組み合わせの問題だけでなく

社会的問題や、それぞれの育ってきた家庭環境で価値観なども違ってくる為

この受容体が全てでは決してありません。

あくまで、そういった傾向が強いですよ~というだけの話です(^_^;)

 

 

 

説② テステステロン

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出典:Wikipedia

テステステロン説は「暴力」に関係しています。

「テステステロン」は、男性ホルモンの1つで、このホルモンが多いと攻撃的になり暴力に発展する可能性があるそうです。

また、テステステロンは女性にもあるため、性格のキツイ女性はこのホルモンが多いこともあるので、それが原因で喧嘩が耐えなくなり、離婚に繋がるという考え方もあります。

また、暴力に限らず、最近流行りのモラハラなどもこのホルモンの影響があるかもしれません。

なんとも恐ろしいホルモンです・・・

 

 

 

説③ エンドルフィン

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https://gyazo.com/84c861abca201821086d745c3151927a/thumb/1000

エンドルフィン説は、「我慢強さの欠如」です。

「エンドルフィン」は我慢する為に必要なホルモンで、この分泌が少ないことで離婚のストレスに耐えられなくなってしまうという説です。

我慢強いかどうかだけじゃなく、捨てられるパターンも離婚にはあるので何とも言えないですね(^_^;)

 

 

 

遺伝子なんて気にしてはダメです!!

 

ここまで、「離婚遺伝子は存在する!」と言ってきましたが

遺伝子の影響は、最大でも50%くらいまでしか影響がないそうです。

 

 遺伝子よりも、生まれてからの環境要因がもっとも関係していると言われてます。

 

その為、生活してきた家庭が温かい家庭であったり

本人がまっすぐ生きていれば、離婚遺伝子を持っていたとしても

恐れることはありません( `ー´)ノ

 

遺伝子 < 育った環境

 

 

離婚はなぜ遺伝(連鎖)するのか?

 

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親から遺伝子は受け継ぐので

これまで紹介した離婚遺伝子も同じような配列になっています。

しかし、離婚遺伝子が重要なのではなく

その他のあらゆる遺伝子も同じ配列であることも重要なポイントです。

 

もっとも気になるポイントは、「性格」が遺伝している事です。

 

もしも離婚の原因を作った方の親(もしかすると両方かもしれませんが・・)と

性格が似ているのであれば、少し気にした方がいいかもしれません(;´∀`)

 

もう1つの大事なポイントは、「育った環境」です。

 

これにより、「性格」を一層離婚しやすい方向に導いてしまいます。

また、思考回路も離婚を選らんんでしまう方向性になりやすいです。

 

なので、「性格」と「育った環境」は共にとても大事なポイントです。

 

 

離婚に導く「性格」と「育った環境」とは?

 

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親が離婚していた場合

その子供は「離婚を体験してしまっていること」が大きく影響してきます。

 

片親しかいないという状況が当たり前となり

離婚してもちゃんと育つということを、我が身が体験しているので

離婚へのハードルが一気に下がるそうです。

また、結婚生活に期待が出来なくなったり

結婚自体を軽視してしまう傾向にあるそうです。

 

これに、悪いタイミング(子供が思春期の頃に離婚など)が重なれば

更にこの負の流れを助長してしまいます。

 

 

また、もしも両親が離婚するまでに頻繁にケンカをしていたら

「ケンカしているのが当たり前」

となってしまい、

「関係修復をするという流れを学習しない」

で育ってしまいます。

その為、自分自身が結婚して、パートナーとケンカをしたとしても

問題解決に歩み寄るわけでもなく

そのまま放置したり、嫌になり「離婚」を切り出してしまうのだそうです。

 

 

 

対策方法は??

 

まず、当然ですが遺伝を防ぐ方法はありません!!

 

では、どうすれば良いでしょうか。

 

 

■自分の子供には離婚して欲しくない

ということであれば

「子供の育つ環境」

を第一に考えてあげればいいと思います。

親は、温かい家庭を作ることを目標に。

そうすれば親自身も幸せですしね♪

 

■自分がその遺伝子を持っているが、離婚したくない場合

であれば

「自分の内面を磨く」

ことが一番らしいです。

内面を磨くというのは

「人としての在り方・生き方を美しくする」

ということです。

かなり奥深い言葉です( ̄▽ ̄;)

 

 

離婚を遺伝のせいにしてはダメです!!

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 そもそものお話ですが、

「離婚遺伝子を持っている = 離婚する」ではありません!!

 

成人した人であれば、

その性格を変えていくしかありません。

 

逆に言えば、内面を磨けば、両親が離婚していても関係ないのです!!

 

 

最後に・・・

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子どもは親を選べませんし、離婚は子供には責任はありません。

ただ、離婚遺伝子や離婚に至った性格・環境は

確実に受け継いでしまいます。

 

しかし、この連鎖は自分の気持ち次第で断ち切ることが出来ます!!

 

内面を磨くことは「結婚」に限らず

人生をより良いものにしてくれるはずです。

 

自分自身の為にも、周りの人の為にも

内面磨き、頑張ろうと思います。( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

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