彩 diary

再婚した元シングルファザーの成長日記

【10歳の壁】息子との接し方(小さな反抗期) 

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わたし

ゲームばっかりやってないで勉強しなさい!

 

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長男

えー面倒くさい

 

 

 

長男(小5、10歳)ですが

最近「反抗期?」と思われる言動が目立ちます(^_^;)

 

何かと文句が多いです(笑)

 

たまに見かける「10歳の壁」と言うやつでしょうか・・・

 

接し方に悩みます(;´∀`)!

この時期の状態を知ることで、多少は接し方がわかるようになるといいなと思い

調べてみることにします。

 

 

 

 

10歳の壁とは何か

 

「10歳の壁」とは

小学3・4年生になった子供たちがぶつかる学習面でのつまづきや

精神的に不安定になりがちな、この時期特有の反抗的な態度などを差す言葉

です。

10歳前後は、体も心も急激に変化していく時期なのです。

 

 

親はどう接すれば良いか

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結論:ルールに縛り付けず、きちんと自分で決められるように接する

 

です。

早稲田大学教育学部教授でアンガーマネジメントの専門家でもある本田恵子先生は、この時期の反抗期について、次のように述べています。

 

『これはさまざまな試行錯誤をして創造力が伸びる時期だからこそ出てくる反抗期です。

この時期にはルールで縛りつけ過ぎないように注意しなければなりません。

「こうしたほうがいいよ」と親の理想を押しつけると、お手本どおりの解答はできるけど、独自性がない子どもに育ってしまうからです。

「もう10歳」とはいえ、まだまだ子ども。

その言動を見ていると、危なっかしくてつい口出ししたくなりますよね。

しかし、この時期の子どもは、思い切り自由にさせてあげると創造力や個性が伸びます。

それは、「子どもは親の思い通りには育たない」ことが明白だから。

誰しも、自分の子どもには「こうなってほしい」という願望を抱いてしまいますが、

ほとんどの場合、子どもは意外な個性を発揮して親を驚かせます。

だからこそ、この時期に、きちんと『自分で決められる』子どもに育てることを重視すべきなのです

また、たとえ反抗期がなくても、不安になる必要はありません。それは子どもの欲求を親が上手に受け止めている証拠なのです。』

 

この時期は特に、子供が反抗してもしなくても、「ひとりの人格をもつ人間」として向き合うことが大切なのですね(*´ω`)

 

 

 

効果的な接し方 4選

 

10歳頃になると、「他者意識」が発達し、他人との比較を通じて自分を認識するようになる為、子供の自己評価や自尊心が低下してしまうらしいです。

嫉妬などのネガティブな感情も生まれ、気に入らない相手を無視したり、その人について悪い噂を流したり、といった「関係性攻撃」に繋がってしまう場合もあるそうです。

しかし、このネガティブな感情は決して悪い事ではありません。

成長過程には必要な感情なのです。

そこで親が注意しなければならない事は、

余計な口出しをしたり、傷つかないように先回りして守ったりするのではなく、「今はこういう時期なんだ」と見守ってあげる事が大事です。

その上で、次のように接すると効果的だそうです。

 

 

【1つ目】 褒める!

他社との比較によって自己評価や自尊心が低下してしまった子には

「自己肯定感の育成」を行なう事が良いそうです。

 

”多少大げさに”

”具体的に”

 

褒めると、自信を取り戻せるそうです♪

 

 

【2つ目】 家事を手伝ってもらう

お手伝いをしてもらって褒める場面を沢山作ることで、「家族の役に立てた」と実感し、自己肯定感が養われます。

ちなみに・・・

成功する人ほどアノ体験が早い説【親はむしろ推奨すべき】

一石二鳥ですね(笑)

 

 

 

【3つ目】 体験する機会を増やす

子供の自己肯定感を強くするには、キャンプなどの自然体験が良いそうです。

自然体験が豊富な子ほど、「勉強は得意なほうだ」「今の自分が好きだ」と考える傾向があるそうです(^.^)

 

 

【4つ目】 本を読む機会を増やす

本を読むことで、想像力が鍛えられます。

また、内容によっては「友情の大切さ」や「因果応報」など、抽象的な教訓が含まれています。

読書することで、他者への共感力や抽象的な物事への理解が深まり、人間関係の問題に直面しても自分で対処できる域が広まります。

 

 

絶対に言ってはいけないフレーズ

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小学校4年生くらいから学校の勉強は一気に難しくなり、それまで「何となく理解していた子」は、非常に困難な状況に陥ります。

勉強が難しくなることで自信が失われ、同級生と比較して劣等感が芽生えてしまうと、自己肯定感の低下にも繋がってしまいます。

お子さんが劣等感や自己否定感で悲しい思いをしている時に、

気持ちに寄り添った言葉をかけ、子供を安心させてあげることが大切です。

 

ケース①

テストで前回が50点。今回が65点だったケース

 

【NG回答】

お兄ちゃんはいつも○○点だったよ

 

他の兄妹やお友達と比較してしまうと、子供の自尊心を傷つけてしまいます。

比較するのは「過去の自分(その子自身)」にした方が◎です。

 

【OK回答】

前よりも15点も上がったね!!

 

 

ケース②

人前で発表する時、緊張で頭が真っ白になってしまい、黙ってしまったケース

 

【NG回答】

ダメね~

 

子供が失敗した時に頭ごなしに叱るのはNGです。

親自身の失敗談をしてあげると、「あ、失敗してもいいんだ♪」と

失敗を恐れずにチャレンジする力が育まれるそうです。

 

【OK回答】

パパも同じような失敗しちゃうよ

 

 

 

<褒めない・怒らない> アドラー式子育て

褒めない・怒らない「アドラー式子育て

アドラー式子育てでは、「勇気づけ」という技法を用いて、子供に「困難を克服する力」を与えることを目指します。

アドラー式子育てでは、子どもの人格や性格は10歳頃までに形成させると考えられています。

その為、10歳前後の関わり方が特に重要視されています。

「勇気づけ」とは、子どもが何かしてくれたときに「えらいね」「すごいね」と褒めるのではなく、

「ありがとう」「嬉しいな」などの気持ちを伝えるようにすることです。

 

そうすると、子供は気分が良くなり 自分の意思で 相手を喜ばせるような行動をとるようになるそうです。

子供を褒めることは大事ですが、その「褒め方」には注意が必要です。

些細なことで頻繁に褒めていると、その状況が当たり前になってしまい、褒められない状況に不安を覚えるようになってしまうことがあるそうです

更に、褒めてもらう為に「大人はどう思うか」を基準に行動するようにもなってしまいます。

インスタグラムの「いいね」欲しさに写真映えのするスポットに旅行に行くのと同じような現象でしょうか。

目的が、本来の目的とはズレてしまっていますよね(;´∀`)

褒める事よりも、勇気づけする方が、本人の為になるのかもしれません。

 

 

 

最後に・・・

 

息子の「10歳の壁」らしき状況。

自己肯定感が失われがちな時期だからこそ、息子自身が、自分で自己肯定感を手に入れられるよう、時には褒め、時には勇気づけ、広い心で見守っていきたいと思います。

自分で壁を乗り越える力が身につくことで、大きな飛躍に繋がることを信じて・・・。